足回り/駆動系編です。
○ハコスカ君 炎上 !?
さすがに来年40歳を迎えるハコスカ君ですから老化も進み排気も無色透明と言う訳には行きません。
しかし最近その排気が結構気になってました。
中〜高速域で走行をすると結構派手に青い排気が出ています。
エンジンのピストンとシリンダーのクリアランス等が広くなりエンジンオイルが燃焼室内に漏れ込み燃焼したりすると出るようです。
一般的に言われている「オイル上がり」と言う症状です。
ハコスカ君入手時点でも多少は出ているのは分っていたので将来的にはエンジンのフルオーバーホールとは思ってますが、最近その症状が酷くなっている様に思えます。
一般的なオイル上がりの症状はエンジンが高回転/高負荷時の油圧上昇に伴いより症状が悪化するのは分りますが、速度が十分に上がりアクセルを緩めてもそのままかなりの青い排気が出続けます。
ん〜 どうもエンジン回転数や負荷との相関性が低いようで、どちらかと言うと車速と関連しているように思えます。
時々気になって止まって確認をしますがはっきり分りませんでした。
そんな時マフラーを交換をしようとした所、ミッションからのオイル漏れが発覚です。
漏れたオイルがプロペラシャフトが回転する事により飛散してマフラーに付着、炎上(ちょっと大げさですが)していた訳です。
原因が判れば対策をすれば良いのですっきりです。タケウチさんに持ち込んで症状を見てもらいます。
しっかりジャッキアップして下から覗くと結構派手にオイルが飛び散っています。
やはり原因はミッション後端のシール部分から漏れているようです。
当然以前のオーバーホール時に新品に交換してあるんですが何らかの原因で漏れてしまったようです。
部品を注文して交換してくれるそうです。
週末には部品が入手しましたとの事なので、早速交換作業をしてくれました。
プロペラシャフト/ミッションジョイントを取外して、シールを除去します。
ここに新しいシールを挿入するんですが挿入するミッションのフランジ側に若干の傷等があるそうです。
ひょっとしたらこれが原因かも知れませんが一旦新品を挿入して様子を見る事にします。
シール挿入後フランジ/プロペラシャフトを取付けて無事完了です。
今度はちゃんと一週間ほど経ったらタケウチさんにチェックをしてもらおうと思います。
翌週になりオイル漏れの確認をしてもらいます。
ジャッキアップして以前漏れていた付近を確認しますが問題無さそうです。
以前漏れたのはシール挿入時に若干傾き/変形等があったのかも知れません。
そこで帰りに速度を上げて状況を確認します。
ん〜 対応以前ではかなりの煙が出ていた速度でもほとんど出ません。
やはり今回の原因はミッションのオイル漏れようでした。
無事解決です。
しかしまったく煙が出ない訳ではないので将来的にはエンジンの完全OHは実施したい所です。
2ヶ月前辺りから徐々にハンドルが重たくなってきます。
ハコスカ君には当然のようにパワステは付いておらず、結構体調が悪くなると厳しい物があります。
しかしさすがにこれは異常です。
スタンドで確認すると左前のタイヤの空気圧が低くなっています。
ん〜 パンクのようです。
しかし1.7kg程度なので完璧なパンクではなく、スローパンクチャーのようです。
目視にてタイヤに異常が無いかと確認しますが何か刺さっているようではなく原因がはっきりしませんが取りあえず空気を入れて様子を見てみます。
しかし2Week程経つと抜けてしまい、徐々にその間隔が狭くなってきます。
原因としてはタイヤ本体の破損/ホイールリムの勘合部/バルブ周辺からではと思います。
タイヤ屋さんに行って知らべてもらいます。
外したタイヤにスプレーボトルに入った水を吹きかけます。
目に見えない空気でも水中では泡となって見えますので漏れている所が判明します。
やはりタイヤ屋さんもホイールリム部/バルブ辺りが怪しそうと調べ始めますがどうやら違うようです…
タイヤのトレッド面にその調査範囲を広げますが見つからないようです…
ん〜 何処から漏れているんでしょう??
ホイール裏側を調べていたんですが、やっと漏れている箇所が見つかったようです。
なんとホイールの表面から空気が漏れているようです。
ホイール裏側のスポーク部の根元にスプレーすると確かに僅かな気泡が出ているのが見えます。
一般的にはアルミホイールは鋳造で作成されます。
これはアルミを高温で熱して液状とし、これを金型に流し込んで冷やして固めて作成します。
その際にどうしても凝固するアルミ内部に気泡が残ってしまいます。
俗に”巣”と言う物です。
どうやらその巣が内側から外側まで貫通してしまっているようです。
ん〜 さすがにタイヤ屋さんでは処置ができないと言う事でした。
以前ホイールリペアをしてくれたマックスさんの所に相談に行きます。
社長さんに聞くと「シリコン系のコーキング材を薄く塗っておけば大丈夫だよ」と教えてくれました。
おお〜 それなら簡単です。
早速ホームセンターでコーキング材を買って塗布して見ます。
横着してタイヤを外さずにコーキング材を塗布しますが、予測通りにタイヤに空気が入っているので塗布したコーキング材が固まる間に気泡ができてしまい上手くいきません…
やはりタイヤを外して修理しないと駄目です。当り前か…
ん〜日曜日の日も暮れて時間切れです。
仕方なくタイヤにしっかり空気を入れて翌週に持越しです。
ミッション交換の為にタケウチさんにお邪魔しまので、その間にホイールの空気抜け対策を実施します。
外したホイール周辺の汚れを落としてもう一度漏れている箇所を確認します…え〜1箇所だけではなさそうです。
巣が発生するのはその部分の冷却具合等に問題がある場合があり、当然1箇所だけではない可能性が高くなります。
逆にこの周辺に集中的に巣が発生している可能性が高い訳です。
ん〜 悩んでも仕方ないのでできるだけ広範囲に塗布するしかありません。
ここでタケウチさんからアドバイスを頂きます。
タケウチさんでも同様の経験ありコーキングする前にポンチで巣の部分を潰すと良いそうです。
巣の穴をポンチで潰して塞いでしまうそうです。
漏れた所から泡が出ているので、その部分をポンチで潰すと確かに泡が減少します。
泡の部分を数回ポンチで潰すとほとんど泡が出なくなります(^_^)/~
ん〜 こんな修理方法もあるんですね。
続いてタイヤの空気を抜いて表面をコーティングします。
今回は時間短縮を目的に5分間硬化のエポキシ系の接着剤を使用します。
接着剤を混合して塗布して様子をみて、硬化後もう一度その周辺に広げて塗布します。
30分ほど放置してタイヤに空気を入れて漏れのチェックをしますがまったく漏れません。
これで修理完了です。
ハコスカ君ですが自分で運転している時にはさほど問題ないんですが、息子や友人が運転すると結構苦労するみたいです。
実はかなりミッションが経たっているようです。
シフトリンケージにかなりガタがありシフトレバーに腰が無く、2⇒3速へのシフトアップで5速に入っちゃったりする始末です。
またギアが入りやすくするシンクロも経たっており、3⇒2速のシフトダウンは回転を合せないとまったく入らないようです。
先日タケウチさんでのミッションオイルの交換時にも抜いたオイルに金属片(ベアリングが潰れたような・・・)が混じったりと、かなり末期症状のようです。
日頃は丁寧なシフトチェンジやヒール&トーを使って回転を合せたりしてダメージを与えないようにしていますが、機械であるハコスカ君は人間の様に劣化した部分がほっとけば回復してくれる訳ではありません。
オーバーホールしたいのは山々ですが、さすがにミッションが無いとハコスカ君が走ってくれません…
困ってタケウチさんとは相談した所、自分のミッションのOH中にレーシングGT-Rのミッションを貸して頂けるとの事です。
そうすればOH中でも乗る事ができます(^_^)/~
何時かはやろうと考えていましたが思い切ってフロントガラス修理と同時にOHの為にミッションを降ろしてもらいました。
一旦タケウチさんの手持ちのに乗せ替えをしてもらい外したミッションを業者さんに発送してもらいました。
ハコスカ君を受取りに行くとメカのTさんが外したミッションに付いていたシフトレバーが改造されているとの事です。
ノーマルのシフトレバーはストレートなんですが、これが根元の部分で曲げ加工がされているとの事です。
原因は?のようですがOH後の搭載時にストレートのノーマルに変えて頂けるとの事でした。
オーバーホールの効果が楽しみです。
タケウチさんからミッションのOHが終わりましたとの連絡が入ります。
簡単な状況報告をしてくれたんですが、シフトレバーが改造されている原因が判明しました。
どうやら家のハコスカ君のミッションはフェアレディZ用のミッションを流用して様です。
当然S20に搭載する為にフロントハウジングは専用品を使っているんですがですが、本体をZ用を使用していた為シフトレバー位置が違うのでレバーを追加工したようです。
同じ日産系なので流用は可能かとは思いますが、わざわざシフトレバーを追加工してまでZ用を乗せた理由が?です。
ミッションについてはノーマークでギア比を含めてあまり知識がありませんが、ひょっとしたらノーマルと違うクロスミッションが入っていたりしたらラッキーです。
週末に乗せ替えの為にお邪魔する事にします。
いよいよOH済ミッションへの乗せ替えです。
ハコスカ君をジャッキアップして借りているミッションからOH済みへの交換です。
交換用のOH済みミッションはピカピカです(^_^)/~
OH済みミッションを取付けますがミッションサポートバー取付部のゴムがかなり劣化しています。
これも事前に新品を用意しておいてくれたので交換します。
最終チェックを行いジャッキ上でTさんがエンジンを掛けてシフトアップをしていきます。
順調に行っているようですがエンジンを止めたTさんがちょっと渋い顔をしています…シフトが渋いようです。
OH直後と言う事もあり渋いのかも知れないとの事ですが、この辺は慣らしを実施した方が良いようです。
何はともあれ無事OH済みミッションへの乗せ替え完了です。
早速タケウチさん周辺を走ってみますが確かに1−2速はかなり渋い感じです。
しかししばらく走ってミッションが温まりだすとかなり改善されるのである程度慣らしを行えば良くなるかも知れません。
3⇒2速へのシフトダウン時にもスムーズにギアが入ります。
ん〜 次は若干音が出始めているデフのオーバーホールです。
無事ミッションのオーバーホールは終わりましたが一点懸案事項があります。
なぜフェアレディーZのミッションに交換されたいたのかです。
オリジナルのミッションに不具合があって交換したかも知れませんが、シフトレバーを加工してまでZ用のミッションを搭載したのでしょうか?
家のハコスカ君ですが結構手が入っているようなので密かにクロスミッションなんかが入ってたりしたらラッキーかなとも皮算用をしてました。
明確にするには実際のギア比を計測する必要があります。
エンジン回転数とその時のスピードが判ればギア比は計算で求める事ができます。
勿論メーター精度やタイヤ外形等は誤差にはなりますがある程度の精度では判ります。
そこで借用中ミッションはGT−R用なのでまずはそれで事前にデータを取っておきます。
各ギアで所定の回転数で走った時の車速の測定を実施します。
ん〜数字の羅列では良く判らないのでグラフを作ってみます。
お〜 何かおかしいです…
カタログのギア比から理論値を算出したんですが借用ミッションはかなり車速が低くなっちゃいます。
直結ギア(ギア比:1.000でハコスカ君の場合4速です)でファイナルを算出してみると純正の4.444に対して5.792と大幅に低いようです。
ハコスカ系のファイナルにどんなギア比があるのかは調査不足でよく判りませんが、あまり聞いたことが無い数字です。
メーター精度だけの問題とは思えません…ん〜 判らなくなってきました???
取り合えずOH済みのミッションでもデータも取ってみます。
おお〜 OH済みのミッションに乗せ替えた所、理論値とほぼ同じ様な数字が出てきました。
ますます判らないのが借用ミッションです。
ファイナルが純正通りの4.444ですからミッション内部のギア比がとんでもない数字になっちゃいます…
ん〜 冷静に考えてみると原因に気づきます。
ハコスカのスピードメーターですが実はミッションから回転数を検出しています。
しかしデフのファイナル等を交換してしまうとメーター回転数と実際のタイヤ回転数に違いが出てしまいます。
その為ファイナルと同時にスピードメーター検出部のギアの歯数も変更しなければいけないようです。
つまり借用したのはレースカーのミッションなのでメーターギアが違っていた可能性があります。
すると今回のように5速2000回転だと60km/hのスピードで走っているのにメーターの表示が50km/hとなってしまっていたんではないかと思います。
確かに借用ミッションに乗せ替えた時に僅かに違和感を感じました。
結構メーターを気にして走る方なんですが回転数と車速が10km/hほどずれていたので感じたのかも知れません。
またこの借用ミッションの間ですがガソリンが減る割には走行距離が伸びませんでした。
通常は満タンだと航続距離が600km弱ですが借用ミッションの場合450kmほどしか走れなかったのでメーター表示に問題があったのは確かです。
Z用のミッションを流用していたハコスカ君ですが”回転数vs車速の実測”により中のギア比についてはファイナルを含めてGT−Rのノーマルのようです。
ん〜 クロスミッション搭載済みの密かな夢は破れてしまいましたが、また一つハコスカ君の?が解決できました。
今回の件も含めて解析Toolのバージョンアップをしました。
⇒Gear_Rate_Simulation
皆さん 楽しんで下さい。
ハコスカ君購入から1年が経ちいつもの車屋さんで1年点検をしてもらいます。
点検/部品交換をしてもらいましが、デフからオイル漏れをしているが交換用のシールが廃番で手に入らないぞとの事です。
そういえば以前内田モーターワークスさんのHPでもR192用のデフシールが廃番でオリジナルで製作した後の記事があったのを記憶していました。
お邪魔した時に社長さんに相談すると、快く分けて頂けるとの事でした。
折角の新品シール入手ですからデフのオーバーホールをやりたい所ですが、今回は車検時に交換を依頼しました。
無事シール交換してもらいもちろんオイル漏れが改善されたとは思いますが、交換以降走行時の変化を感じます。
以前より初期型セダンの場合プロペラシャフト共振によるボディ振動が大きいとの事で、家のハコスカ君も120km/hOVERから振動が出始め、150km/h辺りでは全身アンマ状態となってしまい、連続走行ができる状態ではなかったんです。
将来的にはプロペラシャフトのバランス取りを考えていましたが、今回のデフシール交換に伴いこの振動の出方が変わったようです。
今までの120km/h辺りで出始めた振動が明らかに少なくなったように感じます。
確認の為、地元高速走行テストコースの浜○バイパスにて5速で引張ります。
120⇒140⇒160⇒180km/h辺りまで引張ってみてみると、振動そのものは発生しますが以前の電気あんま機のような激しい物ではなく、取合えず長時間でなければ連続走行が出来る程度となりました。
交換によるプロペラシャフト軸のずれが改善、もしくは交換時の組立時のデフ/プロペラシャフト位置関係変化に伴うバランス変化の為等真因は分かりませんが、結果的にはメカニカル共振点が変わったのが原因かも知れません。
どちらにしても良い方向になったのは幸いです。
様子を見て200km/h OVER 狙っちゃおうかな(^_^)/~
お正月休みも明日が最終日です。
今回の休みには年末に東京の内田モーターワークスさんの所に出かけすでに600kmほど走行しています。
最終日はのんびりと思っていたんですが年末からのマンション内のLANトラブルでネットが見れなかったんですが、ラバーソウルさんのページを見ると足回りのバーゲンをやっているようです。
以前ラバーソウルさんでフロントについてはスプリング/ショック等の交換済みですが、リア周りは購入したままで手が入っていません。
ん〜大阪まで往復600kmか… ちょっと悩みましたがいつもの様に夜中に出発してしまいました(^_^)/~
世間もまだ年始のお休みのようで走行しているトラックの数も極端に少なく、朝の5時には大阪に着いてしまいました。
取合えず近くの駐車場にて開店まで仮眠を取りますが、目が覚めるとしっかり寝坊してすでに10:30 過ぎでした。
お店にお邪魔すると、すでに数人のお客さんが来店中で急がしそうです。
社長さんとのお話しも楽しいんですが本日中に帰らなくていけないので、ますは変更仕様の打合せです。
ショックについてはお勧めのGAB低圧ガスショックのショートタイプに決めていましたが、スプリングをどうしようか悩んでいました。
悩んでいても決まらないので取合えずフロントと同じSUZUKA(赤)のスプリングを入れる事にしまし た。
いよいよ交換作業の開始です。
現状のスプリングですがノーマルか交換しているか?でしたが、外してみるとやはりカットされていま した。
外したスプリングとスプリング自由長ですが結構違います…
交換のはスプリングレートが高いので自由長の違い=車高の違いにはならないと言う事ですが、ちょ っと心配です。
また折角のスプリング交換ですからスプリングのアッパーラバーも交換してもらいます。
(以前のハコスカ君は購入時傾いていたんですが、このラバーが片側ちぎれてありませんでした。)
無事スプリング/ショックを交換して、取合えず車高の具合を確認します。
ん〜やはり、かなりリアが下がってしまいました。目測で交換前に比べて40mm以上は下がった感じです。
リア単独の車高はこれはこれで魅力的ですか、私的にはちょっと前下がりの感じが好きなのでどうしようかと悩みます。
もう少し車高が上がるスプリングへの交換と言う方法もありますが今回はスペーサーを入れる事にしました。
取合えず20mm厚のを入れる為に、再度作業に入ってくれました。
無事スペーサ追加完了で車を下ろすと、良い感じでリアの車高が上がりました。
教えてもらったんですがスプリング長と車高の関係ですがどうやら”スプリング長変化×2=車高変化”のようで、約40mmほど上がるそうです。
ちょっとリアが高目の感じはしますが、ほぼ満足のいく車高となりました。
今後も馴染みやスプリングの経たり等により車高が変化してくるので、このスペーサ厚を調整してい けば良い筈です。
西さんや来店のお客さんとの楽しいお話は尽きませんが、明日からは仕事なので精算を済ませ浜松への帰路につきます。
走り出すと同時に今までに比べて走行フィーリングの違いにびっくりします。
以前フロントのみをGABに交換した時は確かにロールがスムーズで大きな傾き時には効果を感じましたが、はっきり言って乗り心地については大きく効果は感ずる事は出来ませんでした。
しかし今回前後共にGABショックに交換した所、今までの乗り心地とは別物の感じです。
路面の荒れによる突上げ感をほとんど感じず、まさに路面を舐める様な乗り心地です。
前後共にGABショックに交換した事により 路面からのショック吸収性が格段にアップした様です。
また従来のフロントのみの交換では路面の段差やうねりにより若干直進性に影響されたんですが、これもリアの追順性が大幅に改善されたお陰で格段に良くなり、片手でも安心して走る事が出来ます。
サーキット等でのラップタイムの改善効果が大きいとのお話でしたが、この様な安定感の改善がその一端かも知れません。
今更ながら当り前の事なんですがバランスが大切なんだと思い知らされました。
逆にフロントのみの交換の1年間がもったいなく感じます。
これで足回りについてはリフレッシュ完了です。
14⇒15インチに変更によってタイヤの選択幅が広がりましたが、決して選り取り見取りという訳ではありません。
リム幅が6.5/7Jなので幅としては195/205辺りが良いんじゃないかと思います。
それとインチアップしてますので扁平率も60〜50%辺りです。
取合えず近所のブリジストン系列のお店に行きます。
ブリジストンのハイグリップタイヤと言えばポテンザです。
私も最初の愛車ケンメリ君の純正バイアスからポテンザに交換したんですが、格段のグリップ力にはびっくりしました。
現行のポテンザは現状RE-01Rが主流のようですが、サイズを確認しますが195/205の組合せは扁平率50%のようです。
F: 195/50R15 85V
R: 205/50R15 82V
これで良いかなと思ったんですが、お店の人がやたらと外形サイズを気にします。
どうやら最近車検が又厳しくなったようで外形変化によるメーターずれがまずいようです。
ん〜それでは再選定します。
F: 195/55R15 84V
R: 205/60R15 91H
これなら現行(185/65R14)と同じくらいの外形になるそうです。
(外形がうるさいんだったら、5Jホイール+バイアスタイヤを基準に考えるべきですが…?)
結果的にフロントは良いんですがリアの扁平率60%がいまいちです。
またポテンザの為に値段も結構しますし、その下ランクの”プレイズ”ではちょっとさびしい感じです。
取合えず見積りを貰って帰ります。
次はダンロップのタイヤを見に行きます。
色々お話をするとDIREZZA(ディレッツァ)DZ101辺りが値段と性能のバランスが良さそうです。
F: 195/55R15 84V
R: 205/55R15 87V
パターンも結構スポーティ(私基準…ちなみにアドバンはこの逆の理由で事前選考落ちです)な感じ 良さそうです。
またこれなら在庫もあるそうです… 1分悩んで、買っちゃいました(^_^)/~
早速タイヤ組込み/バランス取りをしてもらって、ハコスカ君に履かせます。
ん〜 良い感じです。
タイヤ形状の関係もあるかと思いますが扁平率の低さが際立つ感じです。
ホイールも今までの艶消し黒に比べてガンメタに変更したので明るい感じで良い感じです。
サイズですがフロントはフェンダーに対してぴったり面一で、これ以上の寸法への変更はできないようです。
リアは予測通り現状よりは若干出たように見えますが、フェンダーからは今まで通りのクリアランスです。
しかしリアから見た感じはタイヤ幅が広がり(185⇒205)、良い感じとなりました。
試運転ですが走り始めの感触は若干ステアリングが重くなった感じですが、これはフロントタイヤ幅が10mmUPしたのが原因かも知れません。
コーナーでの感触は扁平率ダウン+タイヤ剛性高さのおかげで結構スポーティーな感じです。
ん〜取合えず満足の行く変更ができました。
取合えず前後共にホイールをGETしましたが別々に購入した為に塗装の違いやリムの傷等があり、そのままでは履けません。
ホイールのリペアが必要です。
地元のリペア屋さんに持込んで相談します。
取合えずリム修正は可能なようで良いんですが、色をどうしようか悩みます。
手堅くいくんでしたらワタナベ純正のガンメタですが”マックス”さんでは面白い塗装ができるそうです。
メッキぽい感じの塗装です。
ん〜 かなり悩みました。
ハコスカ君では見た事ない塗装なのでトライしたい気もしますが、値段も若干UPしちゃうようでなかなか踏み切れません。
しらばく悩みましたが、結局経済的な理由でワタナベ純正風ガンメタに決定しました。
無事リペア/塗装も終わり新品のようになりました。
またおまけでバルブまで新品をつけてくれました。
ありがとうございました。
次はタイヤです。
やっぱりヤフオクで探すのが手っ取り早いです
15インチのワタナベで検索すると結構ありますが最近は普通の車はFFが多く、オフセットもかなり大きいのが主流です。
又前後セットでぴったりの目標サイズはまずなく、逆に1本だとかなり格安で出品されています。
結局数日掛けて探すと目標のリアサイズのが出品されています。
オークション終盤を入札して無事GETです。
続いてフロントですが結構オフセット14.5mmのは出品されていますが、目標の19.5mmがなかなか出品されません。
14.5mmの場合を計算シートで確認してみますが+12.9/-0.1mm/+3mmと今のフェンダーとの関係を見てみるとちょっと出すぎのようです。
結局半年ほど掛かっちゃいましたが、無事目標のフロントホイールが出品されているのを発見。
タイヤ付ですが結構お買い得な内容でGETしました。
次はホイールリペアです。
ハコスカ君は当時純正で14インチのホイールを履いていました。
しかし現行の車はインチアップが進み、今では軽自動車と同等かも知れません。
14インチも味があると言う人もいますが、最近では13インチほどではありませんがタイヤの選択肢がかなり狭くなっちゃいます。
実は密かに15インチへのインチアップを画策していました。
取合えず現状のサイズ確認と今後の方針決定です。
・サイズ確認
現状ハコスカ君にはワタナベのホイールを履いています。
そのサイズを確認します。
F: 14-6.0J OS +20mmぐらい
R: 14-6.5J OS +15mmぐらい
リム幅は裏側に刻印があったので間違い有りませんが、オフセット(OS)については実測しました。
ワタナベのホームページを見てみるとどうやらPGC10の奨励サイズの様です。
F: B 14-60 OS +21mm
R: B 14-65 OS +14.5mm
ん〜取合えず履いたという訳では、なさそうです。
またこのページに適合最大サイズがありました。
F:F8 15-65 +19.5
R:F8 15-70 +21
15インチへのインチアップと、前後共にリム幅が0.5インチ広げる事ができるようです。
ここまでのサイズUPについては問題ないかと思いますが、もう少し欲(大きすぎ・・・)が出てきます。
リム幅/オフセット変更は大きくなったホールの外側はフェンダー/内側は足回りと干渉してしまう訳です。
必要以上のサイズ変更は弊害を起こしてしまいます。
この干渉具合をシュミレーションする為に、いつものExcelを使って確認してみます。
サイズ変更に伴いフロントはホイール端面が外側に7.9mmほど出るようですが、リア側は逆に0.2mm内側に入るようです。
現行でもリアは結構内側に入っていますが、これと同等ではちょっと不満です。
同じ7Jでもオフセット+15mmがあるので、これだったら外側に5.8mm程度しか出ないのでいけそうな気がします。
ん〜しかし安い買い物じゃないので買って駄目では困ります。
結局今回はワタナベ標準で探す事にします。
久々のおまけです。良かったら使って下さい。
日曜日ですが来年のハマキタホビーのレースシステムのデバッグに向かっていると、いきなりブレーキの調子が悪くなります・・・
今までもブレーキを踏んだときに”ググ”とわずかに踏み代が増える感じがあったんですが、逆にいきなり踏み代が無くなって”パンパン”になってしまいました。
踏めばブレーキが利くので、どうやらブースター周りの不調のようです。
ハマボビでの用事を済ませていつもの修理工場に持ち込みます。
社長に見てもらうとやはりブースター周りが原因ではと言うことで代車を借りてハコスカくんは入院です。
ブレーキマスターバックの修理/交換が必要ですが以前日産部品で確認した所、絶品なのは知っていましたのでネットを使って探してみます。
いつものラバーサウルさんにちょうど純正品の再販品が出ていたのでTELしてみますが、注文販売と言うことで早くて1ヶ月〜2ヶ月程度時間がかかるそうです。
定番の容量アップのマスターバックもあるんですが、若干のボディ加工が必要だそうです。
ん〜どうしよう・・・
困って以前リアシート張替えでお世話になった内田モーターワークスさんにも確認してみると純正コンパチのマスターバックと7/8サイズのマスターシリンダーのセットなら在庫があるそうです。
多分今回の原因はマスターバッグだと思うんですが、折角なのでマスターシリンダーも交換したほうが将来的なブレーキチューンに時にも良いかと思い切って注文します。
年明けに修理をお願いするつもりでしたが、マスターバック/シリンダーを年内に来てしまいました・・・
ん〜禁断のブレーキ周りなので修理屋さんにお願いするつもりでしたが、待ちきれず自分で交換することにしました。
まずは古いマスターバック/シリンダーの取り外しです。
タンクに残ったブレークフィールドをティッシュペーパーで吸い取ります。
ブレーキフィールドは塗装を痛めるそうで慎重に作業します。
続いてシリンダー下部のブレーキホース2本のナットを緩めて外します。
これでエンジンルーム側は分離できました。
次にブレーキレバーの固定ピンを抜き、マスターバックをパネルに固定しているナット4本を外せがマスターバック/シリンダーが取り外せます。
長年(36年)の仕事を終えたマスターバック/シリンダーですが、ご苦労様でした。
続いてGETしたマスターバック/シリンダーの取り付けです。
サイズ的にもまったく同じなので、そのまま取り付け出来そうです。
逆の手順で取り付けて行きます。
無事取り付け完了です。
続いて重要なことですがブレーキラインのエア抜きが必要です。
一般的にはDOT3のブレーキフィードを使用しますが、ハードなブレーキングでも大丈夫なようにこれよりも沸点が高いDOT4を使用します。
まずはシリンダーのタンクにブレーキフィードを入れます。
お〜今までのフィードは結構黄色の色をしていたんですが、新品は水のように無色透明なんですね。
いよいよブレーキラインのエア抜きです。
最初にマスターシリンダーにもっと遠い左リアより始めます。
ジャッキアップしてリアホイールを外してブレーキブリーダーにメガネレンチを掛けてシリコンホースを取付けます。
この状態でメガネレンチでブリーダーを緩めた状態でブレーキレバーを繰り返して踏むと、シリコンホースから勢い良くブレーキフィードが出てきます。
最初は黄色い古いフィードが出てきますが、そのうち無色透明の新品フィードが出てきます。
十分入れ替わった事を確認して一旦ブリーダーを締付けてブレーキを5回ほど踏込んだ状態でブリーダーを緩めてすぐに締付けてエアが出てこないか確認します。
これでエアが出てこなければ良い筈です。
続いて右リア→右フロント→左フロントと同様にエア抜きを行いました。
フロントのブリーダーの口が大きいので内径5ミリの太めのホースを使いました。
これで良い筈ですが”ドキドキ”の試運転です。
ゆっくりと発進してブレーキを掛けます・・・
無事ブレーキが利きます(^_^)/~
これで後30年はブレーキマスター周りの交換は必要なくなりました。
年末のお忙しい中対応して頂いた内田モーターワークスさん、どうもありがとうございました。
前々検討していたハコスカ君の足回りですが、ヤフオクでの臨時収入が入ったので一気にいじってしまいました。
通販で買おうかとも思いましたが大阪のラバーソウルさんへ、いきなりお邪魔します。
金曜日に電話でお話し、何とか1日で済ませようと土曜日の朝から移動します。
朝の5時に浜松を出て下道で予定通り10時には到着です。
早速相談です。
フロント交換はマストと思ってましたが、リア周りをどうしようかと悩んでいました。
GABのリアショックが高く(2本で5万円弱・・・)現状カヤバが入っているので、このままで行こうかとも考えます。
取りあえずはスプリングを決定しなくては。
H150以外は値段はどれも同じですが、レート/自由長が若干違います。
車高的にはスペシャルスプリングが−60mmと最も下がるんですが、今のタイヤではハンドルを切った時にフェンダーとの干渉があるかも知れないとの事です。
その次に車高が下がりそうなのは新しくラインナップされたSUZUKAスプリングです。
レートが高くてちょっと乗り心地を心配しましたが、待ち乗りでもそんなに問題ないよとのアドバイスもありこれに決定します。
続いてショックです。
フロントはお勧めのGABの低圧ガスにし、スプリングの自由長が短いのでショートタイプに決定です。
リヤについてはハコスカのセミトレーリングアームタイプのサスペンションは、スプリングとショックが別体で自分でも交換が出来るので工賃を浮かす為に持ち帰る事にしました。
結局今回はリアショックの交換も見送りとしました。
またフロント周りを交換するので以前から気になっていたストラットアッパーマウントも交換する事にしました。
ノーマルと調整式のピロタイプがありますが値段的には8000円ぐらいしか変わらないので、思い切ってピロを選びます。
これで仕様が決定しましたので、早速ジャッキアップして交換に入ってもらいます。
瞬く内にフロントストラットが外されると、メカニックの人が??な顔をしています。
外したストラットを見ると左右でスプリングの巻数が違っているようです・・・
スプリングを外してみると左右の自由長も50mmぐらい違いました。
ショックも左右が違っており、変形していると思っていたアッパーマウントも左右で違うものが付いているのが原因のようです。
どうやら右側はストラット毎交換されているようでした・・・
ん〜取合えず全部交換するので、深く考えるのはやめました。
ショック/スプリング交換,アッパーマウント取付けと順調に進みます。
無事ストラットが元の戻りジャッキから降ろします。
ん〜〜思ったより車高が高目です。
組込み直後という事もありますが50mmダウンとの事でしたが、そこまでは落ちていない感じです。
しかし今まではフロントに対してリアが下がり気味でしたが、ほぼ水平なので確かに落ちているようです。
その後フロントのアライメントを確認すると若干トーアウト気味なのを修正して貰いました。
さすがにこの辺がショップで交換してもらうメリットです。
取合えず周辺を試運転すると、もう少し車高が落ちて安定したようです。
横からじっくり見ると若干フロントが落ちて良い感じです。
カヤバのショックが付いているので車高が落ちているのかと思いましたが、どう見ても前後のバランスを見るとリアもスプリングもノーマルとは思えません。
外してみないと判りませんがH150辺りのスプリングが着いているのかも知れません。
リアもスプリングを交換するつもりでしたが、現状のままで行くことにしました。
追加でお願いしたマフラーの交換も終わり、浜松への岐路に付きます。
インプレッション
大阪からの帰り道早速のファーストインプレッションです。
街中での走行ではやはりバネレートがUPしている為もありギャップに対する反応がストレートに感じますが、反応がマイルドで腰に来るという感じではありません。
続いて国道に入りスピードが上がってくるとギャップの影響がますます無くなって来ます。
走りながら道路のうねり具合を前の車の動きを見ながら予測して進入すると、意外なほどうねらないのには感心します。
また以前はまっすぐ走っていても右にハンドルが取られる感じがあったんですが、これもばっちり直っていました。
左右アンバランスの影響か、アライメントをしかり取り直してくれておかげかも知れません。
心配した前後のバランスも今の所は問題なさそうです。
さすがにスプリング/ショックの交換は効果は大きそうです。
次はお金を貯めてリアショックの交換です。
トレノ君から乗換え直後ですが、シフトフィーリングの悪さが気になります。
当時でもトヨタ車の「カチット」したシフトフィーリングに対して、日産車の「グニュ」 としたフィーリングはあるのは知っていましたが、かなり違和感を感じます。
その内走っていると2速からシフトアップ時に3速に入りません(~_~)(~_~)(~_~)
幾らなんでもこれは異常と思い、センターコンソールを外して確認します。
シフトブーツゴムを外して見ると・・・?何かおかしいです。
シフトレバーシャフトの横から何か飛び出しています。
どうやらシフトレバー取付用のシャフトが抜け掛かっているようです。
これではレバーを左右に動かすとガタが出てミッション側の左右の動きが伝わらず、この為に2速から3速に入れる際にスムーズに入らないようです。
飛出した固定用のシャフトを押し込むとレバーの動きに対してしっかりミッション側が動きます。
しかし飛出したシャフトを固定する方法が分かりません。
取合えず結束バンドを使って固定します。
試運転しますがトレノ君ほどのカチット感はありませんが、入らない様な問題は解決で きました。
その内ちゃんと直さないと・・・