[ ホーム ] [ 上へ ]

S20キャブレターセット 奮戦記

1969年に発表のスカイライン2000GT−には当時世界的に見ても貴重なツインカム4バルブS20エンジンが搭載されました。

キャブレターも当時のスポーツモデルでは当り前のソレックスが装着されました。

このS20の性能を維持するためにはキャブレタ調整/セッティングになります。

素人なりにがんばって、セットをしてみます。

現状調査

まだまだバランス調整程度しかいじってませんが、今後のエンジン仕様変更(ん〜いつになったら出来るのやら・・・)に伴いジェットセッティングも必要になるかも知れません。

取りあえず現状調査を実施しました。

  純正 ハコスカ君 Tさん 日産OP トレノ君
本体

ソレックス

型番 3型 4型 ?? 4型
口径 φ40 φ44
エア #180 #220 #170 #210 #210
メイン #145 #135 #170 #165
パイロット #55 #60 #52.5
ポンプ #45 #40 #50
ベンチュリー φ32 ?? φ37 φ38 φ37

                                               

現状純正のφ40に対してφ44に変更されているのでセットが判らなくて困ってましたが、その後調査の結果φ44セットがだいぶ入手できました。

・ハコスカ君の現状のセット

アウターベンチュリー径が未調査ですが、その他セットは上記内容です。

取りあえず2年間ほど上記セットで乗ってますが大きな不満はありません。

シャシダイでのパワーチェックでも150馬力ほど出ているので、大外しはしていないようです。

ちょっと気になるのは50km/h程度の定速からアクセルを多めに踏み込むと一瞬もたつく感じがあるのでポンプ系にちょっとアンマッチングがあるのかも知れません。

・Tさんのセット

ネットで見つけたTさんのセットのデータです。

当初エア:#250/メイン:#175だったそうですがこれはL型3リッターセットのようで、その後セットアップを実施して現状の状態となったようです。

若干ハコスカ君セットに対して薄めのセットのようです。

・日産Optのセット

最近ヤフオクにて知合った方から頂いたGT−Rのレースマニュアルのデータです。

当時レース用にはやはりφ44を奨励していたみたいです。

エアはほぼ現状のハコスカ君と同等ですがメインが大きく濃い目になっているようです。

パイロット/ポンプ等はハコスカ君/Tさんのセットと共にほぼ同じようです。

マニュアルに加速時の不具合がありポンプレバーの位置の変更のアドバイスがありました。

次回はポンプノズルのレバー位置について確認/調整を実施してみようかと思います。

★総括

調査の結果としてもほぼ問題のないセットのようです。

レースマニュアル等を見てみると結構シビアなセット(気圧/天候による調整)もありますが、街乗りメインのうちのハコスカ君の場合は大きく問題がないのかも知れません。

今後は空然比メーター確保の方向で画策(とは言っても先立つものが…)しているので、空然比vsジェットセットについて検討してみたいと思います。

できれば皆さんの情報を頂ければと思います。

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system