センターコンソール オーバーホール
タケウチさんでのレストアのついでにセンターコンソールも外したので整備をします。
GTバッチ再塗装
前々からセンターコンソールのGTバッチですが、以前のオーナーさんが再塗装したみたいですが下手で気になっていました。
再々塗装をしようと外してみるとプラスティックの成型品かと思ってたんですがここも金属の鋳造でした。
当時はこちらのほうが安かったんですかね?
塗装状態ですが2000の外側の黒は良いんですがGTの内部の赤と外側を白で再塗装したんだと思いますが、明らかに素人が筆塗りでやったようでムラやはみ出しがひどい状態です…
この辺はプラモデル/ラジコンをいじっている私としては我慢できません。
取りあえず白の塗装の部分は剥がしてしまいます。
続いてGTの内側ですが赤なので手持ちのクリアーレッドの塗料を厚めに盛ります。
おお〜 最近私自身も高年式モデルとなり手元が見え辛くなります…
近眼のメガネを外して慎重に作業し、無事塗装完了です。
しっかり乾燥させれば出来上がりです。
ん〜良い感じです。
メーターユニット分解/クリーニング
センターコンソールのメーターについてもいつもの様に分解/クリーニングを実施します。
さすがに最近は手馴れていて無事分解完了です。
各部品をチェックします。
電球はこちらもLEDに交換し、割れている電球ホルダーも新品に交換します。
このままでは明るさが足りないと思いケースの内側を防錆シルバーでの再塗装とアルミテープを貼付けてみます
またメーターカバーに結構傷が入っていますので、プラスティック用のコンパウンドで磨きます。
最後にクローゼットの中で点灯チェックをしてみると無事明るくなっています。
配線修理
旧車の電気系は結構トラぶります。
原因としてはやはり配線その物の劣化もありますが、殆どは接続される端子部の劣化による接触不良が殆どだと思います。
センターコンソール部にも配線もできる限り修復します。
さすがに配線その物の作り直しはヘビーなので、取り合えずコネクター部分はすべて新品に交換します。
配線がちょっと短くなっちゃうんですが古いぎぼし端子をカットして新品に取り替えます。
ついでに端子部には接点復活材を軽くスプレーしておきます。
これだけでも接触不良に対してはずいぶん安心できるように見えます。
コンソールのシフトブーツも劣化が進み一部破けてしまっています。
ハコスカ君1号の時もかなりぼろぼろで、自分で作り直しました。
外したブーツをミシン目から分割してそれを型紙とし、買ってきたレザーの生地をカットします。
それをミシンで縫い合わせて作成しました。
我ながら結構良い感じで作成できました。
しかし今は再販品が発売されているようなの今回は注文しちゃいます。
まずはブーツを枠毎センターコンソールから取外します。
以前のハコスカの時は確か枠も樹脂でクリップ見たいので固定してあったと思いますが、今回のは枠も金 属製でブーツの固定は接着剤にてされています。
僅か数年の年式の違いで結構違う物です
古いブーツを枠からそーと取り外し、接着剤の残りを丁寧に剥がします。
新しいブーツの接着ですが以前使ったシート補修用の接着剤が良さそうです。
接着する所にプライマーを塗布しておき、主剤の接着剤にて固定していきます。
無事完了です。
サイドカバー取付け
センターコンソール前部の運転席側ですがカバーが付くみたいです。
家のハコスカ君には購入時から付いていなかったんですが、たぶん板に穴が開いているだけだ と思いますので作成しようかと思います。
取りあえず現物を見てみたくてタケウチさんの所のハコスカに付いていれば見せてもらおうと相談し ます。
するとこの部品も再販品が発売されているとの事です。
おお〜 それじゃ買っちゃったほうが楽です。
その他部品と共に注文してもらいます。
注文したカバーが来ました…ええ〜これで5000円…
三角形の形状でコンソールに合わせて曲げ加工が入っていますがこれで5000円はちょっと高いような気がします。
ちょっとショックですが取合えず取付をしました。
M5ビスの黒染め品がないのでビスが目立ち過ぎですが良い感じです。
ダッシュボード割れ 修理
やはり長年のダメージはハコスカ君の各所に出てきています。
センターコンソールについてもパッドの割れが発生しています。
コンソール自体は金属製ですがその上面にレザーのクラッシュパットが付いていて、この部分が割れてし まっています。
かなり修理は難しそうです・・・
本体の内側のナットを外すとパッド部が取外せます。
クラックの入っているのはシフトブーツ取付け部の角部で、その内運転席側2箇所はかなり進行して ます。
もう1箇所の角もクラックが入り始めており、こちらも今後進行してきそうです。
当然表面にあまり派手な修復跡を残したくないので裏側から実施しなければいけません。
取り合えず内側の発泡クッション部分を剥がします。
クラックの裏側が見えてきたのでこの部分を以前使ったシート補修用の接着剤にて修復します。
パッド部全体が変形しているようでクラック部をできるだけ狭めて接着しますがどうしても隙間が開 いてしまいます…
修理により現状に比べればクラックの隙間もだいぶ狭くなりますし、今後の進行は抑えられそうです。
その周辺のも小さく切ったレザーシートを貼り付けて補強をします。
ん〜こんなものかな(^_^)/~
残り2箇所についても同様に補修します。
これで少なくともクラックの進行は防げそうです。
組立て
各部の修復が出来ましたので組立ての実施です。
クラッシュパッド/メーターユニット/シフトブーツの取付を実施します。
続いて配線を取付けます。
もちろんコネクター部分には薄く接点復活剤も塗布しておきます。
またオプションのフォグランプ用の配線かと思う配線もありましたが取付けるつもりも無いのでカットしておきます。
ん〜 取合えずこれでセンターコンソールのクリーニング/修復完了です。
P.S. ん〜 修復に失敗したコンソールBoxのふたを何とかしないと・・・